何もないということ

 いざ仕事を自分で起こしてみよとすると、自身の周りにも、あるいは、自身が握る自身の手にも何も存在していないということが感じられてくる。そうだ、私は何も持っていないのだ。この何も持っていないということの中から自身の仕事を起こしていく。それは本当に少しずつ、少しずつ執り行われていく自身の活動である。この活動をどのように執り行うのか。この活動をどのように推し進めていくのかということが、私にとっての哲学探究であり、同時に、みんなにとっての起業哲学になる。この起業哲学を推し進めていくことが自身にとっての哲学研究になる。だから、この活動をやめるわけにはいかない。

 とにかく前に進み続けてみるしかないのである。

 

 やりたくなことを明らかにして行かなくてはならない。やりたくないことを自分の存在から吐き出し、やりたいことののみを追求していく。そうして自身のやりたい仕事が形成されてくることになる。私がひとまずやりたいことは、お金を儲けること。そして、自分の能力を発揮すること。この二つを実現するにはやはり起業するしかない。だから起業するのである。