芸術性について

一般的な意味での芸術をやりたいわけではない。それよりももっと大きなものを包んでしまうようなことをやりたい。芸術というものは、今よりももっと寛容になるのではないかと思う。芸術的才能がある人だけに許された芸術ではなくて、一般大衆のなかにすでに現れているような芸術性があるのではないか。これを一つの作品にするとき、人は自らの意思を持って自身の芸術活動を行っていくことになる。これがまさに事業としての芸術であるのだろう。芸術の萌芽はすべての人の中に存在している。これを取り出してまとめることが具体的な創作活動になるのではないか。