料理となまの哲学。

例えば料理という場面を考える。料理というのは面白くて、様々な感覚をフルに使う。もちろん味覚が中心だが、視覚も聴覚も嗅覚も使う。が、実は重要になるのが触覚である。それは、触覚という舞台で一つの表現を行うことに近い。そして、その舞台で一つの芸術作品を作る。もちろん美味しくなければいけない。ただ、美味しいということ以上に、その料理を食べる場面が、一つの物語の体験になっていなければならない。料理を物語の制作として行って行くことを考えなくてはならないようなのであるある。