存在と他者

私たちにとって、他者との関わりに生きるということは、それ自身、自身の存在に生きつつ、その存在において自身の行為に生き、行為の中で他者に関わっていくことであるということができるのである。そして、そのようにして自身の行為に生きることにおいて、私たちはまさに自身の存在そのものに生きつつ、他者の存在を感じていくことになるということができるのである。

そして、そのようにして他者の存在を感じるとき、私たちはまさにその他者とともに自身の行動を生きることになる。つまり、私たちにとって他者とは自己自身とともに立ち現れ、経験されていくような他者であるということができるのであり、そのような他者との関わりに生きることにおいて、私たちはまさに自身の存在を感じつつ、他者の存在そのものを感じていくことになるということができるのである。そして、そのようにして他者の存在を感じていくことにおいて、私たちはまさに自身の活動そのものに生きていくことになるということができるのである。