より本質的なものへ

 より本質的な分析が必要になってきている。仕事をするということは、価値を創造することではあるが、その価値そのものが潜在的に他者と共有されていなければ、その価値を他者と顕在的に共有すること、つまり、商品を売り出すことはできない。

 だから潜在性における価値というものを考えていくことが求められる。たとえば、Facebookももとは友達とのかかわりの中で形成されたシステムであったようだ。だとすると、とりあえずは友達とのかかわりの中で、何らかのシステムを作るということがそれ自身、一つの仕事になりうる。あるいは、自身が自分固有の価値を生み出し、その価値を他者に対して売り込むこと。自身が形成した価値が特別なものであれば、それを他人に売り込むということは、それ自身、それほど難しいものではない。

 だとすると、私たちにとって何よりも重要なことは、価値を生み出すということだということができる。どこにもない価値。誰も持っていない価値を生み出すということ。そのような価値を生み出すことができれば、それを他人に売り込んでいくことはそれほど難しいことではない。つまりは、やはり自分自身の価値を徹底して生み出していくということが重要であるということがわかってきた。なんとか新たな価値を生み出していこうと思う。