言葉と言葉

言葉は言葉から紡がれていく。

 

言葉の中に言葉を生み出し、そして、一呼吸おき、また、言葉を発する。

 

言葉は力を持つのか。あるいは、何も持たない、かすかな存在なのか。

 

何もないということが良い。

 

無ということが良い。

 

無の中に何かを見出し、それを言葉にしよう。

 

無の中から言葉を発し、そして、その言葉を聞き、言葉の中で言葉を発しよう。

そこには、すでに自身の手に届く何かが存在していたのである。